頭皮のにおいの原因と対策

頭皮のにおいの原因と対策

すれ違うと、サラリとなびく髪。そしてふんわり漂ういい香り。いかにも女性らしく、こんな髪の香りを目指してシャンプーや整髪料を目指す女性も多いのではないでしょうか。 しかし一方で、頭皮のにおいに悩んでいる方も多いのが現実です。 いくら香りのいいシャンプーや香水を使っても、頭皮自体がにおってしまっては効果がありません。 そこで、気になる頭皮のにおいの原因と、効果的な対策を探ってみました。

この記事の目次

頭皮のにおいの原因は?

頭皮が嫌なにおいを発するのは、頭皮に雑菌が増殖するためと考えられています。
頭皮にはもともと常在菌が存在しますが、菌のエサとなる皮脂やフケなどが過剰に分泌されることにより雑菌が多く繁殖し、嫌なにおいを放つのです。また、シャンプーやリンスの洗い残しも同様に、菌のエサとなり増殖を招くことが知られています。
お風呂の後に、髪が濡れたまま放置してしまうのも問題です。
この時、頭皮の湿度は非常に高く、菌が繁殖するのに最適な環境となってしまうのです。

気になる枕のにおい、加齢臭は女性にも

頭皮が嫌なにおいを発するのは、頭皮に雑菌が増殖するためと考えられています。
頭皮の皮脂そのものが、嫌なにおいとなることもあります。 これは、過剰に分泌された皮脂が、空気中の化学物質と結びついて酸化することが原因です。
油性の整髪料などが髪に残った場合も同じことが起こります。「枕がくさい」というイメージのある加齢臭も、男性に限った話ではありません。
女性においても、40代を過ぎるとホルモンバランスが変化し、皮脂に加齢臭の原因物質となる脂肪酸が多く含まれるようになります。
皮脂の分泌が多いと、脂肪酸が分解されて加齢臭の原因物質ノネナールも多く生成されてしまうのです。

頭皮のにおいの対策とは

まずは、過剰な皮脂を洗い流すために、頭皮を清潔にするのが最も効果があります。 しかし、においが気になるからと言って1日に何度もシャンプーで洗髪するのはよくありません。
爪を立てたり、強くこすりすぎるのもNGです。頭皮が痛んでしまうと、逆に雑菌を増やす原因となってしまいます。
シャンプーは1日1回、頭皮をいたわるように優しく洗います。気になる方は、お湯で洗い流すだけでも効果があるようです。 また、シャンプーやリンスが髪に残らないよう、丁寧に洗い流すことも重要なポイントです。髪を乾かすときは、髪の毛を持ち上げて頭皮にドライヤーの温風を当てるようにします。
雑菌の温床となる頭皮からまず乾かしましょう。その他、過剰な皮脂の分泌を防ぐために、生活習慣そのものを見直す必要があるかもしれません。糖分や油分が多い食生活を送っていると、皮脂の分泌バランスが崩れます。
また、動物タンパク質や脂肪が極端に多いと、皮脂に悪臭物質が多く含まれます。さらにストレスも皮脂の過剰分泌を招くことが知られているのです。 心身ともに健やかな状態を目指すこと、そして頭皮を清潔に保つことが、頭皮のにおいを防ぐ対策となります。

頭皮湿疹はシャンプーの見直しを

市販の一般的なシャンプーのほとんどは高級アルコールと呼ばれる洗浄成分が含まれています。高級アルコールとは品質が高いアルコールのことではなく、炭素数の多いアルコールであることを示しています。
この成分は非常に洗浄力が高く、泡立ちが優れていて大量生産に適していますが、皮膚には刺激が強すぎる成分なのです。

トラブル頭皮に良いシャンプーとは

頭皮にトラブルを起こしにくく乾燥性、脂漏性ともにおすすめなのがアミノ酸系シャンプーです。
良いシャンプーのほとんどがアミノ酸系となり、アトピーの頭皮にも優しく洗えるのが特徴です。
石鹸系などは頭皮に優しいイメージがありますが頭皮のph値を崩す場合も多いので注意が必要です。
頭皮湿疹は過剰な洗髪や、残ったシャンプー剤が刺激となって起こることが大半ですので、まずは洗髪を2日に1回程度にし、よくすすぐことを心がけるだけでも違いが出てきます。
それでも改善が見られないようなら、シャンプー自体も見直してみてくださいね。

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