
子どもが絵本を読みやすく、片付けやすい収納術とは?
絵本は子どもの情緒を育み、親子のコミュニケーションを促す大切なものです。子どもにたくさん読んでほしいと思うと、どんどん増えてしまいますよね。
ですが、絵本はサイズがバラバラなので収納しにくいと悩む方も多いのではないでしょうか?
子どもが絵本を持ち歩いて、定位置が決まらなくて困っている方もいることでしょう。
そこで今回は、子どもが自発的に本を読んで片付けられる収納術についてまとめました。
子どもが出し入れしにくい絵本収納は?
子どもが絵本を出しっぱなしにして困っていたり、なかなか絵本を読んでくれないと悩んでいたりしませんか?
もしかしたら、それは収納方法に問題があるのかもしれません。子どもが自分で絵本を読んで片付けてくれたらラクですよね。
ここに、子どもが出し入れしにくい収納事例を挙げてみました。当てはまる場合は、収納を見直してみましょう。
- ▶子どもが絵本を読む場所に絵本が置かれていない
- ▶子どもの手の届かない位置に絵本が収納されている
- ▶ワンアクションで出し入れできない(手前に突っかかりがあったり、ドアや引き出しを開閉しなければならなかったりなど)
- ▶適度な仕切りがなく絵本が倒れてしまう
- ▶絵本の表紙や背表紙が見えない
では、具体的な改善方法を説明していきますね。
●絵本はどこに置くのが正解?
絵本はどんな場所に収納するのがいいのでしょうか?
絵本の置き場所は、子どもがよく遊んでいる場所に収納するのが望ましいです。遊んでいるときに自然と絵本にも触れられる環境にするといいですね。子どもが小さいうちはリビングをおもな収納場所にすることをおすすめします。
寝る前に読み聞かせをするならば、子ども部屋や寝室にも一部の絵本を置くスペースを作るのもあり。一箇所にまとめておく必要はありません。
子どもが成長して管理できるようになれば、子ども部屋にまとめて収納してもいいと思います。年齢に応じて収納も変えていくことも大切です。
●収納棚は子どもの目線の高さまで
絵本の収納棚は、子ども目線の高さまでを限界とします。
子どもが絵本を手に取りやすく、片付けを促せるようにするためには、子ども目線に合わせた環境づくりがとても大切だからです。
パッと見てどんな絵本があるか分かるように並べ、出し入れしやすいようにします。手の届かない位置には収納しません。
●絵本の収納棚を選ぶならオープン棚を

絵本の収納棚は、扉がついている棚でなく、カラーボックスのようなオープン棚にしましょう。絵本の場合は横長サイズのものがあるので、扉が閉まらない可能性があるからです(画像参照)。
それに、扉を閉めてしまうと子どもの視界に入ってきません。手に取りやすくするためには、表紙や背表紙が見えるようにするのが鉄則です。
ディスプレイ型の収納棚にすれば、絵本の表紙が見えるので絵本を手に取りやすくなるでしょう。
本棚はなるべく角が丸くなっているものを選んでくださいね。子どもがケガをしにくいので安全です。
●ファイルボックスよりもブックエンドや仕切りを

ファイルボックスやファイルスタンドに絵本を入れている方もいるかもしれませんが、実はおすすめの収納方法ではありません。
なぜなら、ファイルボックスは高さが限られているので大きさがバラバラの絵本の出し入れがしにくくなってしまうからです。ファイルボックスにピッタリ入る絵本も、見た目はスッキリしていますが取り出しにくいでしょう。
ファイルスタンドは手前に引っ掛かりがあるため出し入れしにくいのがおすすめしない理由です。
子どもは出し入れの動作が増えると面倒に感じてしまいます。子どもが絵本を手にした瞬間すぐに取り出せるのが理想です。
ファイルボックスやファイルスタンドを使わずに収納するならば、高さや幅の自由度が高いブックエンドや仕切り棚をおすすめします。
定期的に絵本の見直しを
絵本はどんどん増えてしまうので、定期的な見直しが必要です。たとえば赤ちゃん絵本は小学生になったら読みませんよね。そうなったら手放すことを考えてみる時期です。
とはいえ、大切なのは子どもの気持ち。たとえ赤ちゃん絵本でも「処分したくない」と主張するのであれば、無理強いはNG!読まなくても、思い出としてしまっておいてあげてくださいね。いずれ手放せる時はやってきます。
絵本はよほどボロボロでない限り、捨てるのはしのびないと感じやすいもの。ですから、捨てるのではなく「手放す」ほうが気持ちがラクになります。
以下のような罪悪感のない手放し方をしてみてはどうでしょうか?
- ▶古本の買取業者に持っていく(または宅配買取)
- ▶フリマアプリで売る
- ▶幼稚園・保育園に寄付(園に相談の上)
- ▶知り合いに譲る
絵本収納の仕組みを整え、子どもが自発的に片付けられる習慣を
絵本収納は仕組みさえ作ってしまえば、子どもでも自分で出し入れできるようになります。最初は上手に片付けられないかもしれませんが、戻す意識が出てきたことを褒めてあげてくださいね。
絵本や児童書の収納は、年齢とともに見直していきましょう。
子どもが自発的に絵本を読んで片付けてくれるようになればママもラク。出しっぱなしでイライラすることもなくなります。
この機会にぜひ子どもに合った絵本収納を見直してみてください。
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ライター 藤野こと プロフィール 中学生の子どもを持つ主婦ライター。 整理収納アドバイザー(1級)の資格があり、片付け・収納や家事に関する生活系の記事をおもに執筆しています。 趣味はハンドメイドと読書。 |
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